高音厨音域テスト バリトンサックス フラジオ運指について

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高音厨で使用している運指表

僕のYoutubeで一番視聴されている『高音厨音域テスト』では、中盤以降フラジオ(アルティシモ)という倍音を使用した特殊奏法で演奏しています!

こちらに運指表をまとめましたので、ご自由にご使用ください!

ここには書いていませんが、最後の方のHiHiHiは全てオクターブキーを押した真ん中のレの音の指使いで吹いています!

フラジオの仕組み

サックスのフラジオは、倍音を使用して演奏しています。

基本的にはリードミスと同じ原理です。

倍音について、解説したいと思います!

倍音とは

例えば『ド』の音を出したとき、実はド以外の音も一緒に鳴っています。

ピアノを使うとわかりやすいです!

低い方のドの鍵盤を大きく鳴らして、しばらく静かに待ちます。

すると、鳴らしたドより1オクターブ上のドや、2オクターブ上のソがうっすら聞こえてきます。

(もっと上のドやミなんかも聞こえてくるかもしれません!)

これが倍音です!

原理は?

音は空気を振動させることで聞こえます。

周波数と言って、1秒間に何回振動させるか、ということで音程が決まります。

チューニングの A=442Hz は1秒間に442回振動しているということなのです。

ピアノを例にすると、ピアノの弦がハンマーに叩かれて音が鳴るときには、その叩かれた弦が振動しています。

ギターの方がわかりやすいかもしれません。

ギターを弾くとその弦が振動します。

その1本の弦の全体で振動しているのと同時に、弦の半分の長さ、またその半分の長さでも小刻みに振動しています。

半分の長さで振動している音も同時に鳴っているということになり、これが倍音になります。

詳しいことは下記のスガナミ楽器さんのHPがわかりやすいかと思います!

サックスは?

サックスはリードが振動することで、弦と同じように倍音が出ます。

それを利用しているのがフラジオなんです!

では、フラジオのちょっとしたコツをお伝えしたいと思います!

サックスでフラジオを出すには?

ずばり、倍音を捉える練習をすること、です!

倍音を捉えるには

1、リードをかみすぎない

特にバリトンは、リードに圧力をかけすぎると高音がなりません。

強い圧力をかけることで、リードの振動を邪魔してしまうと、音が鳴らなくなってしまいます!

2、息を入れる方向性をイメージする

例えば、声を出すときに、普通の声からハイトーンボイスに変えるときのように、息の流れの方向性をイメージできると良いと思います!

その他の練習法

最低音のシbを吹いて、そのままの指で、オクターブ上のシb、オクターブを押した真ん中のファ、オクターブキーを押したシb、サイドキーの高いレ…と徐々に倍音を出していく練習方法があります。

他にも練習方法があるので、また後日まとめてご紹介します!

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この記事を書いた人

音楽家、サックス奏者。
クラシックをベースに様々なジャンルを演奏。
音楽指導歴10年以上。
作曲や編曲、指揮も行っています!

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